選手の声は届かない、双方向中継の壁

「第二中継所の鈴木さん、走り終えた選手にインタビューできますか?」

「こちら第二中継所、呼吸が整ってきた選手に感想聞いてみますね。高橋選手、区間賞おめでとうございます。最高学年の今年は最後の大会になりましたが心残りはありませんか?」

「はい、、後は仲間がメダルをとるだけです、、みなさん、応援お願いします。」

「高橋選手へのインタビューでした。放送席に返します。」

「鈴木さんありがとうございました。高橋選手から自信のあるメッセージ頂きました!」

 

こんな中継をライブでしてみたい!
それにはもう一段階超えなきゃならないバーがある。
双方向中継だ。

ウォーターフォールモデル、、


ライブ配信サービスは基本的にはウォーターフォール。
カメラで見えた画、マイクで聞こえた音、複数あるそれらを一箇所に集めてミックスして、ネットワーク通じて配信する。
ここに逆流はない。
もちろんウェブ会議サービスには双方向通信は備わっている。
しかし配信サービス利用の上に、実況者、解説者、スイッチャーいる放送本部が加わるとなるとモニタリング問題にぶち当たる。

エンコーダーでは?


先ず、配信レイヤーで双方向通信を考えてみる。
ネット配信後の音声を実況が聞いてリポーターと会話するのは、30秒程の配信バッファ遅延を考えると有り得ない。
しかし、ウェブ会議サービス音声を実況者がモニタリングすればタイムリーに聞くことだけはできるが実況音声はリポーターには届かない。
双方向通信にはならない訳だ。

スイッチャーでは?


次に、ウェブ会議レイヤーで考えてみる。
実況とリポーターを会議の様に会話出来る構成を考えた場合、当然ながら四時間全ての実況音声を上流のウェブ会議サービスに取り込まないとならず、数分のインタビューのために、視聴者は四時間ずっと低品質音声を聞き続けなければならなくなる。

ミキサーでは?


なので、折衷案と言うか妥協案と言うのか、IP無線機でインタビュー指示出して、後はミキサー側でインタビュー音声上げて実況解説音声を下げる荒技でインタビュー放送を行った。
このウェブ会議サービスを専用の中継サービスに切り替えられればこのインタビュー、双方向コミュニケーション配信が完成出来るが、我々ボランティアチームは当面試行錯誤に悩まされるだろう。。

カテゴリーtech

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