ライブエンコーダがCPU100%で配信停止

配信サービスはYouTubeLiveとしたが配信設備は別途必要。
いわゆるライブエンコーダー。
ライブ映像を指定した定義通りにエンコードして、遅延なく配信サービスにアップロードし続けるため、スイッチャーと同等かそれ以上の処理能力が必要となる。

ソフトウェアエンコーダ


YouTubeライブ認定エンコーダーはこちら
https://support.google.com/youtube/answer/2907883

先ず見るべきところは無料かどうか!
次に動作環境が用意出来る機器かどうか。
バックアップ構成を考えるとWindowsだけじゃなくMac対応が望ましい。
この認定リストの中で両OS対応でゲーム配信ではないのはWirecastのみ。
これを選びシュミレーションをしたのがこの結果。

■構成
・パソコン、スマホ端末
SurfaceBook 3台(CPU Intel Core i5 2.4GHz*2コア / Memory 8GB)
MacBookAir 1台(CPU Intel Core i5 1.3GHz*2コア / Memory 4GB)
ZenFone2 1台(CPU Intel Atom Quad Core 1.8GHz / Memory 2GB)
Liquid Z200 1台(CPU Dual Core 1.0GHz / Memory 512MB)

・Wirecast
解像度 240p(Recommended)
ビットレート 528k
4時間40分連続稼働によるYouTubeLive配信

■スイッチャー端末(Surfacebook上Wirecast)負荷
画面入力+録画 = cpu60%, memory4.5GB
画面入力+録画 + hangouts = cpu90%, memory4.5GB
画面入力+YoutubeLive + hangouts = cpu90-100%, memory4.5GB

■中継地点端末(Hangoutsのみ)
Surfacebook : cpu55%(1台は20%), memory2.7GB
MacbookAir : cpu55%, memory3.3GB
ZenFone2 : memory1.4GB
→Hangoutsは接続数増加によりCPU、メモリ負荷が増える事はない
ここで全端末をSkypeに切り替えて接続数を増やしてみる。
2地点 surfacebook : cpu20%
3地点 surfacebook : cpu30%
4地点 surfacebook : cpu40%, zenfone2 : cpu10%
→Skypeでは接続数増加によりCPU利用率が上昇する

■課題、対応策
・スイッチャー端末高負荷
配信中は平均CPU利用率90%(Wirecast50%+ハングアウト40%)
画面を操作すると100%
→スイッチャーとエンコーダはPCを分離する。

・ソフトウェアエンコーダとするなら
ユースト標準エンコーダUstreamProducerの元になったWirecastフリー版は、
操作性は高いがCPU負荷も高い上、フリー版のため機能制約が多い。
→認定外とはなるが無料でメジャーなエンコーダーとなるOSSのOBSとしたらどうか。

・ハングアウト自動切断
廉価スマホZ200によるハングアウト参加が途中で切断あり。メモリ不足によるものと思われる。
→スマホは極力ハイスペックとする。

・解像度はどうするか
解像度とビットレート、遅延は背反関係あり。解像度を高めるとコマ落ち、もしくは遅延が大きくなると思われる。
https://support.google.com/youtube/answer/2853702?hl=ja
→スポーツとして最低限必要な解像度を本番で評価する。

・配信遅延、配信停止
この構成でバッファリング遅延20秒程度。
度々ストリーミングが停止。(Wirecast端末CPU100%時)
→視聴者側で解像度を明示的に落とせば遅延は減少する事は分かったが、配信側で調整する事は難しい。配信サービスを利用する上で遅延は許容せざるを得ない。

・即時アーカイブ閲覧できない
ストリーミング配信後自動でYouTubeへアーカイブ。即時で2時間程度再生可能。10時間後に確認した結果全時間アーカイブが完了。
(仕様上ストリーミング中は追いかけ再生は可能)
エンコーダのローカル録画機能により端末に記録は可能だったがCPU、IO負荷は高くなると想定(実際は30秒で手動停止させた)
→即時アーカイブ閲覧は諦める。大会当日中のアーカイブ公開は難しいか。。

・アドレスバー表示問題
配信映像にハングアウトのセッション情報含むURLが表示されてしまう。
WEB版、Chromeアプリではアドオン機能でも利用しないとハングアウトのURLの非表示ができない。
→ハングアウトのChrome拡張機能ならどうか。他の代替策として全画面時によりChromeアドレスバーを非表示にする(Wクリック)、Chrome拡張機能「Fullscreen address bar」を利用する。
https://chrome.google.com/webstore/detail/ppmkmdianhgppfjciekeiodmgdppglno

配信専用機


致命的な問題が。。
CPU100%で張り付き配信映像が駒落ちするどころかピタリと止まってしまう。。
これが生放送で起こったら放送事故極まりない。スイッチャーとエンコーダーは分離するとは言え、これ以上のハイスペックパソコンを用意したとしても、四時間絶え間なく配信し続けられるか、録画機能なんてまともに動くのだろうか、
ゾッとするも機器の安定と心の安心にはやはり専用機。
スタッフ所持品のこちら。
LiveShellPro

手の平サイズのコンパクトな割に凄いヤツ。
パソコンフリーズしたり通信止まったりして一部の中継地点映像が映らなくても、大事なスタート映像をスイッチャーが選択し損なっても、ひたむきにネット配信し続けて、検証含め大会終了まで一度もダウンする事がなかった絶対の信頼感。

このLiveShellProの上位版がこれ。
LiveShell X

何とYouTubeLiveとニコ生とtwitchの三大配信サービスに同時配信できるスグレモノ。テレビと違いネットは動線増やす為にもアクセス集中を緩和する為にもマルチチャネルはやりたいところ。さらに録画機能も付いてるときた。
購入コストは7万円。
レンタルしても3日で6千円。

機能は非常に魅力的だがそれを上回るメリットは、
スタッフが所有してるが故の知見が得られる事、
そして無料で借りられる事。

またいつの日か、と目を細め、今回はLiveShellProとした。

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