カメラバージョンアップ

中継カメラに利用しているのは高所ローリングタワーからの超望遠長玉でランナーを長時間捉えられるプロ機材は1台借用あれど、基本的にはホームビデオか広角アクションカム
中継地点が10箇所もあると自宅に一台はある家庭用ハンディカム中心で構成しなければカメラが用意できない運営事情があるが、最近はデジタル一眼レフカメラがリーズナブルになり、所有している人も増えてきた
もちろん静止画写真としてが主目的だが、動画機能がいよいよ選択肢に入ってきた

長時間録画の壁の一つであったがEU関税が2019年に緩和されて、各スチルカメラに搭載されていた制限のないカメラが登場してきた

これ、何がすごいかって放送局や配信スタジオで利用しているプロユースのでかいカメラのクオリティが、家庭にあるコンパクトなミラーレスカメラでも代用できるかもしれないと言う事

イメージセンサ、レンズ、その能力を処理できるプロセッサ、どれをとってもホームビデオとは比べ物にならない程優れたスペックのデジイチで動画制作しているプロフェッショナルもいるが、それはあくまでカット映像
Youtuberによるテンポいい動画やミュージッククリップはそれで十分
しかし駅伝マラソンの様な何時間も途切れる事なく進行されるイベントには、時間の要素が加わり、長時間撮影できないスチルカメラの出番は今まではなかった

時間の壁

どんな障壁か

  • メモリ問題

高画質で秒間30枚も60枚も撮影し続けるとメモリカードの容量が逼迫してしまうが、
今は大容量メモリカードも本体が対応しているし、メモリの容量単価も安価
撮影したい時間に合わせた解像度の調整も可能なので、
これはあまり大きな壁にはならない
ライブ中継ならメモリに記憶しないと言う選択も出来るが、
このイベントはライブ映像と収録映像のどちらも必要なため、
メモリ依存カメラとなる

  • 電源問題

長時間バッテリーとは言っても無劣化状態でもたかが1時間を少し超える程度
予備バッテリあっても途中でカメラは止められない
必要なのは充電ケーブルと当然ながらの電気
電気、電源は大容量リチウムイオン電池もあるが、
意外とないのが給電機能搭載カメラ
ケーブルに接続すると撮影モードが切り替わってしまい、
収録も映像出力もできなくなってしまう
充電と給電の同時利用はバッテリー寿命を縮める原因となるが、
ここは対応機種となっている事を確かめたい

  • 熱問題

一眼レフはがっしりしているものの携帯性は重視しているため、
防塵防水性向上や回路高密度により排熱処理が上手く働かない
ましてや屋外の駅伝マラソンイベントでは日光という外的要因もある
バッテリーを使わない、日光を避けられるパラソルやテントを準備する
こういった物理的な工夫が必要

  • 輸出関税問題

今回のテーマ
30分以上動画撮影できるカメラはビデオとなってしまいグッと上がってしまっていた関税が緩和されたのだ

上記以外でも長時間撮影の障壁はあるが、先ずはルールによる壁は撤廃された
その対応機種を新調するのも良いが、
既に発売しているカメラのファームウェアアップデートでも解除されるのものある
駅伝では主にスチルカメラとして利用していたソニーα6000シリーズ
これもその対象

これをメーカー手順に従いアップデートしてみた
が、失敗、、

アップデート

先ずはMacOS HighSierraでアップデータをインストールして実行、
インストールプロセスのReset the cameraが終わり、Run the updateに移りインジケータが左から右に流れてカメラ本体が自動再起動
いつも思うがカメラや腕時計が、パソコンやスマホの様にバージョンアップするところを目にすると、OSやソフトウェアが小さな機械にも組み込まれてるんだなと感心する瞬間
あれ、インストーラにエラー表示がっ

The update is aborted due to an error during the process.
Follow the following procedures.
1.Turn off the camera and remove the battery from it. If an AC adapter is connected, disconnect it.
2.Reboot this software and restart from the beginning.

カメラの挙動は変わらず、モニタは非表示でLED表示は赤色点灯中

画面のメッセージに従い、USBケーブルを拔線してカメラ電池を取り出し、また戻してから、インストーラを再開始してもカメラが見つからないと
まあ、アップデートは一旦仕切り直そうかと、カメラを起動しようにも、
電源オフオンしてもシャッターボタン長押ししても無反応
がーん、、
ファームウェアアップデート失敗
文鎮化

パソコン再起動もして何度か再実行するもカメラを認識する時はあるがやはりアップデート時のインジケータ動き出す途中でエラー

データ転送に失敗してるのか、古いOSだからか、
別のMacOS BigSurで試みるも結果は同じ

いよいよ深刻な状況になり、
ダメもとで別のWindows10マシンで実施したところ、

Finish the update

あっさり成功

ホッ、
αが元気に動いてる
写真も撮れる
当然なのだがその当たり前に感動

さて、目的は連続長時間撮影
長時間を作るには長時間必要なので、
またどこかで時間を捻出せねば